“TENORMAN”-THE LAWRENCE MARABLE Quartet-

TM2

“TENORMAN”-THE LAWRENCE MARABLE Quartet-

JAZZ WEST JWLP-8


恍惚の表情でテナーサックスを吹くJames Clay。リーダーのLAWRENCE MARABLEはなぜかバックでピンボケだ(笑)

10枚ほどのアルバムをリリースして消えてしまったレーベルJAZZ WEST。
SONNY CLARKEの参加がJAZZファンの心をくすぐる。

LPの内容はといえば”田舎道の脇に咲いている可憐な花”とでもいいましょうか。
愛すべきアルバムで、特にB面3曲目の「LOVER MAN」が好きなんです。

ジャケット写真と「LOVER MAN」の演奏が見事に重なるように聴こえる。

そしてこれもまた、私の好きなJAZZ ジャケットベスト10の一枚であります。

※お気付きの方もいらっしゃるかもしれないが、今までの厚木紹介のジャケットは全て目をつぶったミュージシャンでまとめておりました。【目つぶり四部作】


ダイナミックオーディオ・トレードセンター店長・厚木 繁伸

 

広告

“Fats Navarro featured with the Tadd Dameron Quintet”-Fats Navarro-

FN2

“Fats Navarro featured with the Tadd Dameron Quintet”-Fats Navarro-

JAZZLAND JLP 50


かのハーマン・レナードによる撮影。

若き頃に新宿のJAZZ LP中古専門店であまりのジャケットのカッコ良さに内容も分からないまま店主に「これ下さい」と言ったことを思い出します。
ところが、喜び勇んで家に帰り、CA25Dを下して聴こえてきた自分の音はジャケットの素晴らしさとは遠くかけはなれたサウンドだった…。

五十を過ぎた今、ようやく心もオーディオ装置も鍛えられて、この遠い昔のサウンドに込められた圧倒的な音楽の凄みを再生、感じ取れるようになったもんです。

1950年、27歳の若さで亡くなってしました天才トランペッター。その演奏の記録はSP音源で僅かに残っています。「もう少しでも生きていたら・・・・」と考えさせられる演奏家の一人です。

漆黒をバックにJAZZのすべてが浮かび上がる。この雰囲気と彼のマウスピースから描き出されるサウンドを”再び音に”することは出来るだろうか?

…Fatsは天才だ…。


ダイナミックオーディオ・トレードセンター店長・厚木 繁伸

“NARITA”-RIOT-

img_0

“NARITA”-RIOT-
Capitol Records ‎– SN-16271


いろいろなサイトでワーストジャケットの代表として紹介されている”逸品”です。
アザラシ?と思われる【ジョニー君】が日本のどこかでスウモをしている、意味不明だがとてつもないエネルギーを持ったこのジャケットは私にとってまさしく”メタル”。

一目で内容が分かるジャケットもよいですが、理解しがたいジャケットをじっくりと見て想像するのも楽しみのひとつだと思います。

ちなみに表題曲NARITAは5曲目でインストになります。
RIOTを代表する素晴らしい曲です。


ダイナミックオーディオ・トレードセンター3F・赤塚 昭虎

“Swing’s The Thing” -Illinois Jacquet-

ill

“Swing’s The Thing”-Illinois Jacquet-

Verve MGV-8023


黄色のジャケットをバックに残像を残したジャケーがテナーサックスを豪快にブローするアルバム。共演のメンバーが素敵で言うことなし。このLPを聴いていると自然に体がリズムを刻んでくる。まさに「Swing’s The Thing」タイトルそのままの音楽。

全編ハッピーなんだけど「Harlem Nocturne」と「Have You Met Miss Jones」に痺れるナ。たっぷりとサックスに息を吹き込みテーマを歌い上げるジャケーの逞しさと色っぽさに惚れ惚れする。JAZZにおける男らしさ…JAZZにおけるスイング感…それはサウンドの逞しさだけでなく、ギリギリの品格がないと!!

ちなみに、ハイレゾ音源やESOTRICのSACDもLPと違う新鮮さをもって演奏が蘇りますヨ。かっこいいよね〜。


ダイナミックオーディオ・トレードセンター店長・厚木 繁伸

”The Message”-J. R. Monterose-

JR.jpg

”The Message”-J. R. Monterose-

JAZZ WEST JWLP-8


私の好きなJAZZ ジャケットベスト10の一枚であります。

いまから30年前、その高価なLPを中古レコード店で眺めていると、年老いた店主が私に話しかけてきた。

「高価と思うか?俺が二十歳の時の初任給は1万円。1枚3000円の輸入盤を買っていた。届くのに3か月以上かかったものだ」

「時代が違うだろ」と心では思ったが、本当に欲しいと思えば時代は関係ないとも思えた。
結局いまも飽きずにその時々の自分の気持ちを確かめるように聴いている。

安い買い物だった。と、今は言える。


ダイナミックオーディオ・トレードセンター店長・厚木 繁伸