”La Vie” -PIERRE BUZON–

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”La Vie” -PIERRE BUZON–

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#Lave Story


 

深夜、ひっそりと聴きたい音楽があるものです。

ピエール・ブゾンのLA VIEは心を癒す音楽ではなく、心を豊かにしてくれる音楽。

AUDIO評論家の菅野氏が帝国ホテルのレストランで響いていたピアノサウンドに足を止めたことからこのアルバムが生まれました。
初めはLP1枚でピエールの横顔のジャケットで発売され、その後は2枚組となりAUDIO LABレーベルからパリの街並みを映したジャケットとなり再発売をしたのです。
もちろん私の持っていたアルバムは後発の2枚組のほうで、このアルバムがあるのを全く知らなかったのです。
このアルバムは友人が手放したLPの中にあった1枚。さすがだ。

収録曲は全てシャンソンや映画音楽。すべてが素敵だ。

1曲目、フランシス・レイ「ある愛の歌」の一音から私の心が深呼吸するのが分かる。もちろん映画も見ているしサウンドトラックもアンディ・ウリアムスの歌も知っている。
でもこのピエールのサウンドは飽きることがなく、その時々で私を感情的にさせてくれるのだ。

全ての曲に通じる私のイメージとは、ピエールの右手と左手が、男と女の語り合いや触れ合いのような織りなしをして音楽を紡ぎだしているように聴こえるのだが、間違いだろうか。
時に朗らかに、時に苦しみ、時の悲しく、出会いと別れのように。

そのピアノタッチからを紡ぎだされたベーゼンドルファーの美しいサウンドは、私の感情と空間で溶け合わせるのです。
甘すぎず、柔らかすぎず、フランス男にしか表現でないだろうと思わせるギリギリの粋さが品の良さを生み出し、心を豊かにしてくれる。
ピエールは曲の最後の一音を切る事無く、最後まで響かせてから鍵盤を離す。全ての曲に余韻を残すがごとく。

ライナーによると全曲とも1テイクで録音のやり直しは一回もなかった、と。

私のリスニングルームではたんなるムードミュージックを超えて、男と男の語らいのような時間の音楽、それは深夜。
そう、映画「カサブランカ」のラストのようなリックとルノーの関係がいい。もちろん私はルノー署長なのだが。あー。


ダイナミックオーディオ・トレードセンター店長・厚木 繁伸

 

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