”Eric Dolphy at The Five Spot Vol1.”-Eric Dolphy –

Eドリフィー

”Eric Dolphy at The Five Spot Vol1.”-Eric Dolphy –

Prestige/New Jazz 8260


全く内容も知らないでJAZZの名盤として本の批評に出ていたので買った1枚。
購入時はビクター盤で全体が黒色のジャケットだったが、LPを手にした時に重い手ごたえを感じたことを思い出します。

二十歳前…自作のバックロードホーンSPはフォステックスFP203入り、プリメインアンプはダイヤトーンのDA-U850、プレイヤーは自作のケースにビクターTT-41とオーディオテクニカのAT1501/2を組み込んだ物、カーリッジはオルトフォンVMS-20Eだったと思う。
勉強もしないで幼稚な図面を書いたり、どうやってバイトでAUDIOやLPを買うための軍資金を集めようか、なんて事をいつも考えていた。

A面1曲目・・「FIRE WALTZ」マル・ウォルドロンによるピアノのイントロからエリック・ドリフィーのアルトサックスが自作のバックロードホーンから飛び出した時、
”何が始まったのか”と心が乱れたのです。幼い私にとっては未知との遭遇でした。

およそ14分間の修行のような時間が過ぎたのち、今度は2曲目の「BEE VAMP」が始まってしまいました!!
ドリフィーのアルトサックスサウンドにクラクラしたと思ったら、今度はバスクラリネットサウンドの衝撃です。

訳も分からずになぜかひたすら聴いたLP。しかも大音量で。家族にしてみれば一体何を聴いているんだと思った事でしょう。
聴いている私はワクワク、ドキドキですが、家族からは一度も「うるさいとか」「音が大きい」と注意された事がありません。諦めていたのかな?でもありがたかった。

この時の衝撃はマイルスの音楽と共に10代の私にとって忘れる事の出来ない体験として、
今もドリフィーの音楽に対する真面目さ誠実さ真剣さを私に伝えてくれます。


ダイナミックオーディオ・トレードセンター店長・厚木 繁伸

 

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