”Chinatown”-JERRY GOLDSMITH-

チャイナタウン.jpg

”Chinatown”-JERRY GOLDSMITH-

Victor SWX-7087


ジェリー・ゴールドスミスは私の好きな映画音楽作曲家の一人であります。

1975年だっただろうか。銀座の松竹セントラルでこの映画を観た。オープニングのトランペットが奏でる甘いメロディとサウンドに館内の空気が変わり、1930年代のアメリカ西海岸にタイムスリップしたのを覚えている。

1930年代のロス・アンジェルスを舞台にした探偵劇。しかし内容は単なる探偵劇を超えたサスペンスとロマンに溢れた物語になっている。探偵役のジャク・ニコルソンと相手役のフェイ・ダナウェイは黄金期のハリウッド映画を髣髴とさせる雰囲気と輝きを持って演じているんだ。それらは決してノスタルジーな感覚だけでは無く、今を生きる人々の心にもきっと甘く切なくやるせない感覚を与えてくれることだろう。

「どうしてこんな事が…」

「それは、ここがチャイナタウンだから」
探偵ギティス(ニコルソン)がひとりチャイナタウンを後に去っていくラストシーン。バックで流れる「チャイナタウン〜愛のテーマ」。私がギティスならその場でしゃがみこみ、打ちひしがれているだろう。

観終えたその足ですぐに山野楽器に駆け込み素敵なジャケットのサウンドトラックを手に家路についた。

映画音楽作曲家は観客と映像をより有機的に結び付けるためのとても大切な役割がある。
大作の壮大なテーマ曲や大冒険作品の勇ましいテーマ曲、それらにまつわる愛のテーマなど
役者の心持ちを表現したり、町の風景などを描写したりして画面に寄り添っている。

 


ダイナミックオーディオ・トレードセンター店長・厚木 繁伸

 

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